個人投資家・有限亭玉介:半導体に再びスポット!思惑買いを誘う出遅れ株に注目【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2024年1月20日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2024年1月15日10時に執筆

2024年も生成AIの進化に伴って、AI半導体やその他の先端半導体への物色は続くと思われます。日本政府がこれだけ外資の半導体工場を誘致しましたから、どれほどの経済効果を生むのか今から楽しみですな。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

1月15日の日経平均(終値)はついに大台の36000円を突破してきました。年が明けてから嫌なムードが漂っておりましたが、少なからず払拭されたような気がします。円安方向へ為替が戻っており、これから辰年らしい昇り龍のようなチャートを期待したいところです。

さて、半導体と言えばエヌビディアの話題が尽きません。同社は米政府の輸出規制を遵守したAI半導体「H20」を中国向けに量産を開始するとの事です。国防の観点から最新の先端技術が搭載された半導体ではないようですが、エヌビディア一強の状況は2024年も続くのか注視していく必要がありますな。

また、日本政府が誘致した半導体ファウンドリーである台湾TSMCに関しても注目です。台湾総統選挙を経て、中国との統一を拒む民進党の頼清徳氏が勝利した事は、日台関係強化に繋がるものと期待したいところです。しかしにして、中国からの圧力も続きそうでもある事から、2024年の台湾・中国・米国の距離感がどうなるかによって、半導体の未来が二転三転する可能性がありますので注意が必要ですな。

生成AIの安全性を確保する為に海外では規制の動きも出始めておりますが、AIの開発を止めるのは現実的に不可能でしょうな。より高精度のAIが開発される度に、それを維持する先端半導体の開発が激化していく可能性は高いので、今回はそういった半導体に関わる株を見ていきたいと思います。

さて、TSMCや英アームと協業し2ナノCPUチップレットの開発に取り組むソシオネクスト<6526>は、1月30日の決算を前に底を打って切り返してきた模様。昨年12月末で1株を5株へ株式分割を実施して、個人投資家にも手を出しやすい株価になりましたな。25日線・75日線を上抜いて、トレンドを形成できるか監視中です。

2024年に入り下値を切り上げているジェイテックコーポレーション<3446>は、半導体向け加工装置も手掛けております。ダイヤモンド半導体関連としての思惑もあり、底値圏から上放れできるか…。台湾国立加速器放射光センターからの大型受注の発表も好材料ですな。

出遅れの半導体関連として物色されているテクニスコ<2962>もチェックしております。ヒートシンクのメーカーである同社は、パワー半導体向けなどの需要も堅調との事。2月14日の決算発表も注視です。

こちらもパワー半導体関連や化合物半導体分野で定評のあるサムコ<6387>は、24年7月期は過去最高益を更新する見通しです。昨年6月に最高値を付けた後は下落基調ですが、いつ底を打って切り返すか監視を続けております。

人工ダイヤの原料等を手掛けるイーディーピー<7794>は、ダイヤモンド半導体への思惑から短期資金が流入しましたな。直近でようやく25日線・75日線を上抜くと、トレンド転換へ向かうか監視中。昨年11月10日の決算は赤字転落との発表でしたが、やはりダイヤモンド半導体への市場期待は高いようです。

最後も半導体関連よりザインエレクトロニクス<6769>です。昨年12月に同社製品を搭載した使い捨て4K内視鏡が米FDAからクリアランスを取得し量産を開始したとの発表が材料視されました。同社はエッジAI関連としても監視を強めております。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

----

執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.