東京株式(前引け)=大幅続伸、半導体関連中心にリスクオン
22日前引けの日経平均株価は前営業日比412円29銭高の3万6375円56銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億6814万株、売買代金概算は2兆2552億円。値上がり銘柄数は1393、対して値下がり銘柄数は242、変わらずは23銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前週末に続いてリスク選好の地合いとなった。日経平均株価は一時550円以上の上げ幅をみせる場面もあった。買い一巡後は伸び悩んだものの400円を超える上昇で3万6000円台を大きく回復している。前週末の米国株市場でNYダウに続きS&P500指数も史上最高値を更新するなど強気一色の展開となり、その流れを東京市場も引き継ぐ格好となった。半導体関連を中心に海外投資家とみられる投資資金の流入が続いている。日銀金融政策決定会合の結果発表をあすに控えるが、大規模金融緩和策の維持が見込まれることで買い安心感が強い。値上がり銘柄数は1400近くに達し、全体の84%を占めた。
個別ではレーザーテック<6920>が大幅高で売買代金も断トツの水準。また、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>がそれに続く売買代金をこなし、株価も上値追い態勢に。ソシオネクスト<6526>も物色人気。このほか、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、ダイキン工業<6367>も高い。円谷フィールズホールディングス<2767>が急騰、フジミインコーポレーテッド<5384>も値を飛ばした。半面、川崎汽船<9107>が利食われ、任天堂<7974>も冴えない。リクルートホールディングス<6098>も売りに押された。霞ヶ関キャピタル<3498>、野村マイクロ・サイエンス<6254>などが下落、富士石油<5017>も軟調。