弘電社が続伸、三菱電などと共同で横浜市から公共ふ頭向け陸上電力供給システムを受注
弘電社<1948>が続伸している。午後1時ごろ、同社と三菱電機<6503>、東芝三菱電機産業システム(東京都中央区)が、横浜市本牧ふ頭A-4岸壁に新設する陸上電力供給システムを横浜市港湾局から受注したと発表しており、好材料視されている。
同システムは、停泊中の船舶に陸上から電力を供給するシステムで、公共ふ頭向けの電源周波数変換装置を備えたシステムとしては日本国内で初めてとなる。従来、停泊中の船舶は、船内の照明や空調などに必要とする電力を船内の発電機でまかなっていたが、今回受注した陸上電力供給システムは、船舶の停泊中に陸上から船舶へ電力を供給することで、船舶より排出される温室効果ガス(二酸化炭素)や大気汚染物質(硫黄酸化物、窒素酸化物など)の排出量の削減に貢献するとしている。