10-12月期決算、事前予想のハードルが下がり、予想を上回る可能性

市況
2024年1月22日 23時23分

米大手銀のストラテジストは10-12月期の米企業活動の勢いは減速しているものの、今回も7-9月期に引き続き事前予想のハードルが下がっており、再び予想を上回る可能性が高いことを示唆していると指摘した。事前予想が軟化しており、供給停止の再燃や消費の見通しに対する不透明感から、ガイダンスは控えめなものになる可能性があるとしている。

特に10-12月期の株高の主要因であった利回り低下が一段落したいま、株価が現行水準から上昇するためには、予想を上回る足元の業績だけではなく、予想を上回る見通しが必要だという。

大半の地域で2024年の見通しが下方修正されている一方、特にシクリカルは利益率の見通しが異常に上昇している。半導体、自動車、銀行の利益率の見通しは過去最高水準にあり、それは低下する可能性があるという。一方、化学の見通しは低めに予想されており、それはこのまま推移する可能性があるとも指摘した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.