新NISA制度と株主優待の優待利回り注目企業

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2024年1月23日 11時45分

2024年より新NISAがスタートしました。この記事では新NISAのポイントおよび株主優待の優待利回りの観点から投資したい企業を幾つかご紹介いたします。

これまでのNISAでは、つみたてNISAは年間40万円、一般NISAは年間120万円が投資額の上限でしたが、新NISAでは、「つみたて投資枠」が年間120万円、「成長投資枠」が年間240万円まで、年間投資上限額が引き上げられました。また新NISAで設けられる「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は併用することが可能です。併用が可能ということで、「つみたて投資枠」年120万円と「成長投資枠」年240万円を合わせ、年360万円をほぼ「一括投資」することも可能です。ほぼと表現したのは「つみたて投資枠」部分は最低年2回に分けて投資する必要があるためです。

次に株主優待が充実しており、優待利回りの観点から魅力的と思われる企業をいくつか紹介いたします。

RIZAPグループ<2928>

優待利回り20.8%

RIZAPグループは同社サービス・製品を軸に充実の株主優待を提供しています。株主優待は毎年3月末の株主名簿に記載された株主に対し、所有株式数に応じてポイントが提供され、ポイント数に応じて優待商品を選ぶことができます。

例えば所有株式数が100株以上400株未満の場合は、chocoZAP2カ月間全額無料の優待が得られます。chocoZAP の1カ月当りの会費は2,980円、1月19日株価終値は286円で100株には28,600円の投資が必要となるので、優待利回りは【2,980円×2カ月】÷28,600円で20.8%になります。

またRIZAPグループのポイントは最大3年間積み立てられる(途中で株式を売却されると、その時点で保有しているポイントは失効いたします)ことも魅力です。積み立てることで大きなポイントにして、必要ポイント数が大きい株主優待商品に交換することも可能です。例えば通常382,000円のRIZAPのボディメイク入会金および16回コースは、200,000ポイントで交換可能です。毎年3月末に8,000株を保有していれば72,000ポイントが得られ、3年間継続保有することで216,000ポイントが貯まり、ボディメイク入会金および16回コースに交換できます。なお1月19日株価終値286円で8,000株を購入する場合、投資資金は228.8万円となります。

なお、同社は23年9月末の株主に対して、「創業20周年特別優待」を実施しており、全ての株主および2親等以内の家族に対して「chocoZAP3ヶ月無料」の特別優待も追加提供しています。この特別優待の申込期間は、1月10日から2月29日までとなっており、同社ホームページからの申し込みで優待の獲得ができます。

VTホールディングス<7593>

優待利回り19.0%

VTホールディングスはホンダ・日産等の新車ディーラーを中心にカーライフに関する様々なサービスを提供する企業です。

同社では毎年9月末の株主名簿に記載された100株以上を保有する株主に対し、数種類の優待券を贈呈しています。Aまずは車検時利用優待券1万円分1枚です。利用可能な店舗は北海道、埼玉県、東京都、静岡県、長野県、愛知県、岐阜県、三重県、奈良県にあります。1万円分の優待券に対し、1月19日株価終値は526円で100株には52,600円の投資が必要となるので、優待利回りは19.0%になります。Bまたレンタカー利用割引券も提供しており、全国のJネットレンタカーで利用可能です。一般料金表より20%割引、その他料金より(インターネット含む)10%割引となり、こちらのレンタカー利用割引券は5枚提供されています。レンタカー利用1回当りの金額が2万円で10%割引を5回利用すると、合計1万円の割引が得られることになります。Jネットレンタカーは関東・中部・関西を中心に店舗網を有し、また新千歳空港、成田空港、那覇空港の主要3空港を含む国内15以上の空港にも店舗を有します。Cこの他、新車・中古車購入時利用優待券3万円分1枚、キーパーLABOサービス利用割引券(20%割引)1枚も提供しており、これらは並行して利用することも可能なので、その場合、優待利回りは上記19.0%を大幅に超えることになります。

ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>

優待利回り11.1%

ジャパンインベストメントアドバイザー(以下、JIA)は全国の中堅・中小企業を主な対象に課税繰り延べ効果のある金融商品(JOL/日本型オペレーティング・リース)などを組成・販売する、オペレーティング・リース事業を主力事業として展開しています。

株主優待は毎年12月末の株主名簿に記載された株主に対し、所有株式数・継続保有期間に応じて異なった株主優待が提供されています。例えば継続保有期間1年未満で、所有株式100株以上200株未満の場合は、日本証券新聞デジタル版3ヶ月購読券9,000円相当が提供されます。9,000円の優待内容に対し、1月19日株価終値は807円で100株には80,700円の投資が必要となるので、優待利回りは11.1%になります。継続保有期間が1年以上2年未満且つ所有株式100株以上200株未満の場合は、日本証券新聞デジタル版3ヶ月購読券9,000円相当およびQUOカード500円となります。更に所有株式100株以上200株未満で、継続保有期間が2年以上3年未満に伸びると、優待はQUOカード1,000円+日本証券新聞デジタル版6ヶ月購読券18,000円相当になります。

《FA》

提供:フィスコ

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