ネットフリックス、WWE社から独占放映権を獲得と伝わる=米国株個別
(NY時間10:04)(日本時間00:04)
ネットフリックス<NFLX> 487.00(+1.29 +0.27%)
TKO<TKO> 93.30(+15.89 +20.52%)
ネットフリックス<NFLX>はワールド・レスリング・エンターテインメント(WWE)社から独占放映権を獲得したと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同社によるライブ・イベント進出の大きな動きとなる。
10年間の契約でネットフリックスは50億ドルを支払う。この金額は現在の「RAW」放映権料を30%上回るが、ネットフリックスの契約には他の権利も含まれている。
WWEとコムキャストとの契約が終了後、「RAW」は2025年1月からは米国、カナダ、中南米などの国・地域ではネットフリックスで視聴可能になる。
米国外では「スマックダウン」や「NXT」などWWEの他のプロレス番組やペイ・パー・ビュー(PPV)イベントもネットフリックスが独占権を持つ。ネットフリックスのユーザーはPPVイベントを追加料金なしで視聴できるという。
ネットフリックスは来年から週3時間のプロレス中継に乗り出す。多くのWWEファンを獲得することで広告付きプランに弾みをつける狙いがありそうだ。同社は昨年からゴルフ中継などライブ・イベントを手掛けているが、長期的な放映権契約は今回が初めて。
アナリストも今回の動きは同社の広告ビジネスをサポートする可能性があると述べた。
なお、WWEを所有するTKOグループ<TKO>は大幅高。
同社は本日引け後に決算を発表予定。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美