エヌビディア、調整の時期が近づいているとの指摘=米国株個別
(NY時間15:27)(日本時間05:27)
エヌビディア<NVDA> 597.14(+0.60 +0.10%)
本日のエヌビディア<NVDA>はマイナス圏での推移が続いていたものの、先ほど上げに転じている。同社株は2024年に入っても好調なスタートを切った後、前日は一時600ドル台まで上昇し、最高値を更新したものの、その後は利益確定売りに押されているようだ。ただ、同社に対する期待値は高く下値では押し目買いも積極的に入る模様。
ただ、テクニカル・アナリストは「現在の同社株はかなり買われ過ぎており、調整の時期が近づいている」と述べている。同社は人工知能(AI)向けプロセッサーの筆頭メーカーであるが、2023年の239%の上昇に加え、今年に入ってもすでに20%上昇している。
また、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは74を超え、買われ過ぎの領域に入っている。RSIは70を超えると買われ過ぎで売られる可能性があることを示す。
もし、エヌビディア株が利益確定売りが出易い状況だとすれば、下値での追加購入で対応する気はなく、そのような時にはむしろ、一旦利益確定売りで臨むべきだという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美