NY株式:NYダウは96ドル安、高値警戒で伸び悩み

市況
2024年1月24日 6時52分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は96.36ドル安の37,905.45ドル、ナスダックは65.66ポイント高の15,425.94で取引を終了した。

寄り付きはまちまち。冴えない決算を発表した3Mが大幅安となりダウを押し下げた。好決算を発表した銘柄が支えるも、高値への警戒感や利益確定の売りも重石となり、ダウは終日軟調に推移。ナスダックは長期金利の上昇に伴い下落する場面もあったが、小幅に続伸した。セクター別では、電気通信サービス、家庭・パーソナル用品が大きく上昇。耐久消費財・アパレルの下げが目立ったほか、不動産や資本財が下落した。

企業向け事務用品などのメーカー3M(MMM)が大幅安。四半期決算は市場予想を上回る内容だったが、通期のガイダンスが市場予想を下回った。住宅建設会社のDRホートン(DHI)は四半期決算で1株利益や受注件数などが予想を下回り下落。前日引け後に好決算を発表したユナイテッド、消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)や通信のベライゾン・コミュニケーション(VZ)は決算が好感され買われた。

中国の電子商取引大手のアリババ(BABA)が上昇。共同創業者の馬雲(ジャック・マー)氏と蔡崇信(ジョー・ツァイ)会長が2023年第4・四半期に数千万ドル相当のアリババ株を購入したとニューヨーク・タイムズが報じた。暗号資産取引所運営のコインベース(COIN)は投資判断の引き下げを受け下落。

動画配信のネットフリックス(NFLX)が時間外で急伸。取引終了後に発表した10-12月期決算で会員数の伸びが市場予想を大きく上回り、売上高も市場予想を上回った。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

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