デュポンが暫定決算受け大幅安 中国需要低迷と産業用事業での在庫調整=米国株個別
(NY時間09:35)(日本時間23:35)
デュポン<DD> 65.91(-8.78 -11.76%)
化学大手のデュポン<DD>が大幅安。取引開始前に10-12月期(第4四半期)の暫定決算を公表しており、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回る見通しを示した。また、1-3月期(第1四半期)のガイダンスも公表し、1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示している。
プロテクション部門の減損分析を実施し、第4四半期に7.5億-8.5億ドルの減損処理を計上したと発表。中国での需要低迷の継続に加え、産業用事業でチャネル在庫の追加的な調整が発生したとしている。同様の傾向はなお続くと見ており、第1四半期は前四半期比で減収減益を予想している。一方、半導体テクノロジー事業は引き続き安定化が見られ、第4四半期には予想通りに前四半期比での若干の増収を達成したとしている。
なお、正式な決算は来月7日に発表されると見られている。
(10-12月・第4四半期暫定値)
・1株利益(調整後):0.85~0.87ドル(予想:0.85ドル)
・売上高:29.0億ドル(予想:30.0億ドル)
・EBITDA(調整後):7.15億ドル(予想:7.45億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.63~0.65ドル(予想:0.88ドル)
・売上高:約28億ドル(予想:30.3億ドル)
・EBITDA(調整後):約6.10億ドル(予想:7.47億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美