ＡＴ＆Ｔが決算受け下落　通期の１株利益の見通しが予想下回る＝米国株個別

（NY時間10:08）（日本時間00:08）

ＡＴ＆Ｔ<T>　16.75（-0.44　-2.58%）

ＡＴ＆Ｔ<T>が下落。取引開始前に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高は予想を上回ったものの、１株利益は予想を下回った。ポストペイド型携帯加入数は５２．６万件増と予想以上の増加となったほか、高速ファイバー・サービスに新規加入した顧客は約２７．３万人で予想の２５．９万人を上回った。同社のワイヤレス・ブロードバンド事業は２四半期連続で急成長を遂げ、低成長と人員削減という厳しい局面を脱しつつあることを示唆した。

ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスも公表し、通期の１株利益の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。

（１０－１２月・第４四半期）

・1株利益（調整後）：0.54ドル（予想：0.56ドル）

・売上高：320億ドル（予想：315億ドル）

・EBITDA（調整後）：106億ドル（予想：106.7億ドル）

・FCF：64億ドル（予想：62億ドル）

・ポストペイド型携帯加入増加数：+52.6万件（予想：+49万件）

（通期見通し）

・1株利益（調整後）：2.15～2.25ドル（予想：2.44ドル）

・EBITDA（調整後）：+3％

・FCF：170～180億ドル（予想：175億ドル）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美