サイトキネティックスが下落 アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ=米国株個別
(NY時間13:23)(日本時間03:23)
サイトキネティックス<CYTK> 82.89(-1.91 -2.25%)
医薬品のサイトキネティックス<CYTK>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。ただ、目標株価は従来の61ドルから92ドルに引き上げている。カタリストの少ない年と予測不可能なM&Aの進展の中で、強気テーゼは出尽くしたと指摘。
ここからの株価の軌道はM&A次第と考えるが、その予測は難しいと思われるとしている。現在の株価水準は、ある程度のM&Aへのプレミアムがすでに織り込まれていることを示しているが、その可能性が消滅することでリスク・リワードのバランスは均衡すると見ている。株価はレンジ相場にあり、短期的には意味のあるカタリストはないという。
一方、同社の心臓病治療薬「アフィカムテン」については、大企業のポートフォリオに適合し得る、稀に見る質の高いバイオテクノロジー資産だと述べた。
【企業概要】
筋肉機能障害による心血管疾患や神経筋肉疾患の治療のために、心筋ミオシン活性化薬omecamtiv mecarbilや、骨格筋速筋トロポニン活性化薬 reldesemtivなどの開発・商品化を行う。心不全・脊髄筋萎縮症・筋萎縮性側索硬化症などに有効。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美