サウスウエスト航空が決算 今期の成長計画を再び縮小 株価は下げに転じる=米国株個別

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2024年1月26日 0時51分

(NY時間10:37)(日本時間00:37)

サウスウエスト航空<LUV> 30.76(-0.36 -1.14%)

サウスウエスト航空<LUV>が下げに転じている。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益が予想の3倍以上だったほか、売上高も予想を上回った。年末年始の旅行需要の拡大で旅客収入が好調だったほか、ロイヤリティ・プログラム、マネージド事業からも恩恵を受けた。

ただ、同社はコスト上昇と業界全体の便数過多が運賃を引き下げていることを受け、今期の成長計画を再び縮小している。最大12%増であった輸送能力を約10%増にする予定だと述べた。同社はすでに10月に最大16%増から目標を引き下げていた。高止まりするコスト、航空機納入の遅れ、エンジン整備の長期化は、業界をさらに疲弊させている。

ジョーダンCEOは声明で「財務目標達成に向け精力的に取り組む中で、必要であれば輸送能力を含む調整を続ける」と述べた。

同社は、今四半期の人件費とメンテナンス費用の上昇を挙げ、「現在のところ、年間を通じて同様のコスト圧力が予想される」と述べた。同航空のパイロットは最近、5年間で給与を50%引き上げる新契約を承認し、客室乗務員とは新労使協定を交渉中である。燃料費を除いたユニットコストは第1四半期に6-7%上昇すると見込んでいる。

株価は買い先行で始まったものの、上値での戻り売りに押され下げに転じている格好。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):0.37ドル(予想:0.12ドル)

・売上高:68.2億ドル(予想:67.4億ドル)

旅客収入:62.1億ドル(予想:61.1億ドル)

・有効座席マイル:455.1億(予想:453.3億)

・有償旅客マイル:355.8億(予想:376.0億)

・有償搭乗率:78.2%(予想:83.0%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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