ダウ平均は続伸、ハイテク関連の売り目立ちナスダックは反落=米国株概況
ダウ平均は続伸、ハイテク関連の売り目立ちナスダックは反落=米国株概況
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸、ナスダック、S&Pは反落。終値はダウ工業株30種平均が60.30ドル高の3万8109.43ドル、ナスダック総合指数が55.14安の1万5455.36、S&P500が3.19安の4890.97。
今日の米株式市場はまちまちとなった。木曜日引け後に発表されたインテルの決算で通期の1株利益および売上高の見通しが予想を大きく下回ったことを受けた売りが入ったことが重石となり、ダウ平均、ナスダックとも小幅マイナス圏でスタートした。
逆に通期の1株利益見通しが予想を上回ったアメックスの大幅高などもあって、ダウ平均はプラス圏を回復。一時は100ドルを超える上昇も、売り買い交錯の展開に買いが続かなかった。30銘柄中15銘柄が上昇、15銘柄が下落。
アメックス以外ではボーイング、ユナイテッドヘルス、ナイキなどの買いが目立った。ボーイングは昨日米連邦航空局(FAA)が同社に対し、737MAXの生
産ペース拡大を一時停止を命じたことで下げたが、今日は反発している。
インテル以外ではビザ、マクドナルド、ダウインク、IBMなどが軟調となった。
インテルの決算もあり、IT・ハイテク株関連は警戒感。GAFAなど新興ハイテク銘柄は小動き、AMDの1.7%安が少し目立つ程度。
その他銘柄ではオッペンハイマーのアナリストが見通しを引き上げた暗号資産取引所のコインベースが好調。第3四半期の修正後EPSが中間報告を下回るとの見通しを示したことなどで、半導体のKLAが時間外からの軟調地合いを継続した。ドイツ銀行アナリストの見通し引き上げなどで買いが出ていたスナップは、プラス圏を維持できず下げている。売却に向けた動きが報じられた天然ガスのテルリアンは5.7%高
コインベース・グローバル<coin> 125.20(+4.19 +3.46%)
KLA<KLAC> 599.37(-42.32 -6.60%)
スナップ<AMT> 16.25(-0.04 -0.25%)
テルリアン<TELL> 0.55(+0.03 +5.73%)
AMD<AMD> 177.25(-3.08 -1.71%)
ユナイテッドヘルス<UNH> 503.20(+9.80 +1.99%)
マクドナルド<MCD> 292.26(-4.95 -1.67%)
ボーイング<BA> 205.47(+3.59 +1.78%)
ビザ<V> 267.94(-4.67 -1.71%)
ナイキ<NKE> 102.75(+1.98 +1.96%)
ダウ・インク<DOW> 54.06(-0.88 -1.60%)
インテル<INTC> 43.65(-5.90 -11.91%)
アメックス<AXP> 201.43(+13.36 +7.10%)
IBM<IBM> 187.42(-3.01 -1.58%)