富田隆弥の【CHART CLUB】 「チャートは大きなポイントに、2月高値を目指す可能性は?」
◆高いところにくれば、風雨が強まるのは当然。ただ、34年という年月をかけた宿願の頂きはもうすぐそこだ。焦らずに休憩を入れながら、そして機を見て一気に登頂を果たすのか。
◆日経平均株価は軽い初押しを挟んで23日に3万6984円まで上げ、史上最高値「3万8957円」まであと2000円ほどに迫った。ただ、大発会1月4日に付けた安値の3万2693円から4290円幅(+13%)という急騰で、日足の二段上げ(N波3万5520円)も達成した。過熱感が漂い、調整も仕方ないところだろう。
◆ただ、今年のような強い相場では「流れに従う」こともポイントだ。25日移動平均線(25日時点3万4506円)を維持しているうちは「押し目買い、もたつき買い」の対応も策となる。
◆昨年後半に描いた大きなもみ合いの節目3万3800円台を年明けに抜いて上昇を加速したが、似たような局面が昨年の5月に見られる。その時は上値の節目2万9220円処を5月15日に明確に上放れると、調整を挟みながら6月中旬の3万3700円台まで1ヵ月余りで16%も駆け上がった。
◆これと似た展開になるなら、今回の上昇は2月上旬まで続き、史上最高値を捉える可能性もある。いずれにせよ、チャートはここが大きなポイントになる。下にある25日移動平均線を注視しながら、上昇基調を続けるのか来週の動向が注目される。
(1月26日 記、次回更新は2月10日10時を予定)
情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
株探ニュース