富田隆弥の【CHART CLUB】 「チャートは大きなポイントに、2月高値を目指す可能性は?」

市況
2024年1月27日 10時00分

◆高いところにくれば、風雨が強まるのは当然。ただ、34年という年月をかけた宿願の頂きはもうすぐそこだ。焦らずに休憩を入れながら、そして機を見て一気に登頂を果たすのか。

日経平均株価は軽い初押しを挟んで23日に3万6984円まで上げ、史上最高値「3万8957円」まであと2000円ほどに迫った。ただ、大発会1月4日に付けた安値の3万2693円から4290円幅(+13%)という急騰で、日足の二段上げ(N波3万5520円)も達成した。過熱感が漂い、調整も仕方ないところだろう。

◆ただ、今年のような強い相場では「流れに従う」こともポイントだ。25日移動平均線(25日時点3万4506円)を維持しているうちは「押し目買い、もたつき買い」の対応も策となる。

◆昨年後半に描いた大きなもみ合いの節目3万3800円台を年明けに抜いて上昇を加速したが、似たような局面が昨年の5月に見られる。その時は上値の節目2万9220円処を5月15日に明確に上放れると、調整を挟みながら6月中旬の3万3700円台まで1ヵ月余りで16%も駆け上がった。

◆これと似た展開になるなら、今回の上昇は2月上旬まで続き、史上最高値を捉える可能性もある。いずれにせよ、チャートはここが大きなポイントになる。下にある25日移動平均線を注視しながら、上昇基調を続けるのか来週の動向が注目される。

(1月26日 記、次回更新は2月10日10時を予定)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.