日東電工が大幅反発、300万株を上限とする自社株買いと直近四半期の営業増益転換を好感

材料
2024年1月29日 9時32分

日東電工<6988>が大幅反発している。前週末26日の取引終了後に、上限を300万株(発行済み株数の2.10%)、または300億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。取得期間は2月5日から5月31日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び総合的な株主還元策の一環として実施するという。

同時に、第3四半期累計(23年4~12月)連結決算を発表。売上高6939億円(前年同期比6.1%減)、営業利益1123億2900万円(同18.4%減)、純利益816億円(同14.8%減)と減収減益となったものの、10~12月期では営業利益は同5.3%増となっており、直近四半期の増益転換も好材料視されている。

ハイエンドノートパソコン、タブレット端末用光学フィルム及びデータセンター向け製品は市況の悪化により需要が減少したものの、ハイエンドスマートフォン向け光学フィルムや透明粘着シート、工程保護フィルムの需要が増加した。また、新たな市場としてバーチャルリアリティ(VR)向け光学フィルムの需要が増加したほか、自動車材料も半導体不足の影響が緩和し需要が回復した。

なお、24年3月期通期業績予想は、売上高9200億円(前期比1.0%減)、営業利益1400億円(同4.9%減)、純利益1000億円(同8.4%減)の従来見通しを据え置いている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.