アジアパイルが急反発、24年3月期営業利益予想を上方修正
アジアパイルホールディングス<5288>が急反発している。前週末26日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を50億円から60億円(前期比4.5%減)へ、純利益を30億円から34億円(同17.7%減)へ上方修正したことが好感されている。
国内のコンクリートパイル業界全体の出荷量が大幅に減少するなか、売上高は1050億円(同4.8%減)の従来見通しを据え置いたものの、新工法「Smart-MAGNUM」工法が市場でも評価され、更に同工法の施工効率改善も進み、大型工事案件を中心に採算面での改善に寄与したことが利益を押し上げる見通し。また、場所打ち杭や鋼管杭が前年比で堅調に推移したことも寄与する。