ナフコが反発、200万株を上限とする自社株買いを実施へ
ナフコ<2790>が反発し昨年来高値を更新している。前週末26日の取引終了後に上限を200万株(発行済み株数の7.00%)、または40億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。取得期間は1月29日から3月31日までとしており、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)を含む市場買い付けで取得するという。
同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)単独決算は、売上高1521億500万円(前年同期比4.5%減)、営業利益58億400万円(同38.7%減)、純利益35億3600万円(同41.5%減)だった。日用品、ペット用品や寝具などは好調に推移したものの、節約志向の高まりによる買い控えや、春先の天候不順および秋以降の暖冬の影響などを受け、季節商品などが苦戦した。また、エネルギー価格の高止まりや人件費などのコスト上昇も利益を圧迫した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高2000億円(前期比1.1%減)、営業利益70億円(同24.1%減)、純利益41億2000万円(同26.9%減)の従来見通しを据え置いている。