<動意株・29日>(前引け)=エムケー精工、アルゴグラフ、環境管理
エムケー精工<5906>=上げ足強め新高値圏に躍り出る。門型洗車機などの製造・販売を主力に、電光表示装置や農産物低温貯蔵庫、食品加工機など幅広く手掛ける。足もとの業績は好調に推移しており、前週末26日取引終了後に発表した24年3月期第3四半期(23年4~12月)決算は営業利益が前年同期比33%増の21億9100万円と大幅な伸びを示し、通期計画の15億円を大幅に超過した。これを好感する形で投資資金が攻勢をかけている。
アルゴグラフィックス<7595>=上昇加速で上場来高値更新。同社は自動車業界や半導体業界を対象に3次元CADなどをはじめ経営効率化に向けたITソリューションを提供している。足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移しており、前週末26日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の78億7000万円から90億円(前期比16%増)に大幅増額しており、これを好感する買いが集中した。また、株主還元にも積極的に取り組み、今期年間配当を従来計画から10円上乗せとなる90円(前期実績は73円)にすることも併せて発表、株高を後押しする形となっている。
環境管理センター<4657>=ストップ高カイ気配。同社は26日取引終了後、24年6月期第2四半期累計(23年7~12月)の連結決算を発表。営業損益が200万円の黒字(前年同期は1億1500万円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は前年同期比5.7%減の19億2700万円にとどまったが、売上原価や販管費が減少したことが営業黒字につながった。なお、通期業績予想については売上高54億円(前期比1.1%増)、営業利益2億円(同3.8倍)とする従来見通しを据え置いている。
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