イオンモールに再評価余地、国内有力証券は新規「B+」でカバレッジ開始
イオンモール<8905>に再評価余地が指摘されている。岩井コスモ証券は26日、同社株の投資判断を新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は2000円に設定した。同社はショッピングセンターや商業施設を開発・運営するディベロッパー。日本、中国、アセアン地域で展開している。コロナ禍で苦戦していたが、今期は回復傾向にある。ただ、想定よりも国内の人流回復は鈍く、ベトナムも前期好調の反動が表れており、24年2月期の連結営業利益は会社予想の585億円(前期比33.0%増)に対し505億円と下方修正を予想している。しかし、ベトナムで新たに2つの地域政府とショッピングモール開発に関する包括的覚書を締結したほか、中国の内陸部は好調が継続しており、将来の成長に陰りはない。PBR1倍割れや新NISAによる株主優待などが株価の追い風になる、と評価している。