NY株式:NYダウは224ドル高、金利低下を好感
米国株式市場は上昇。ダウ平均は224.02ドル高の38,333.45ドル、ナスダックは172.68ポイント高の15,628.05で取引を終了した。
今週開催予定の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え調整色が強まり、寄り付き後、まちまち。その後、1月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り長期金利の低下に連れ、堅調に推移した。終盤にかけ米財務省が四半期入札規模予想を予想外に引き下げると金利の一段の低下に連れ買いにさらに拍車がかかり、上げ幅を拡大。ダウは連日で過去最高値を更新し終了した。
フィンテックのソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)は第4四半期決算で上場以来初の黒字を計上し、上昇。ディスカウント小売のダラーツリー(DLTR)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。会員制倉庫型卸売・小売り会社のコストコホールセール(COST)は、アナリストが目標株価を引き上げ上昇。ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)はクラウドやPC需要回復を報告し、上昇した。
ロボット掃除機「ルンバ」製造する特殊ロボット・メーカーのアイロボット(IRBT)はディスカウント小売のアマゾン(AMZN)が、欧州連合(EU)競争当局による阻止する姿勢を背景に同社買収計画を断念することで合意したと報じられ、下落。アマゾンは上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はアナリストの投資判断引き下げが嫌気され、売られた。また、発電設備メーカーのブルーム・エナジー(BE)は成長懸念にアナリストが投資判断や目標株価を引き下げ、下落。
家電メーカーのワールプール(WHR)は取引終了後に第4四半期決算を発表。1株利益が予想を上回ったが、24年の見通しが弱く、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》