外為サマリー:一時147円20銭まで軟化、日米金利差の縮小を意識
30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=147円30銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭弱のドル安・円高となっている。
29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円50銭前後と前週末に比べて65銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米長期金利の低下がドルの重荷となり、一時147円26銭まで軟化した。
日米金利差の縮小が意識されるなか、この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開となっている。30~31日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとしてドル買い・円売りが入りにくく、午前9時40分過ぎには147円20銭まで下押す場面があった。一方、欧州中央銀行(ECB)副総裁などのハト派発言を受けてユーロも売られやすくなっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0841ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=159円69銭前後と同45銭程度のユーロ安・円高で推移している。