カリックスが決算受け大幅安 第1四半期のガイダンスが失望的な内容=米国株個別
(NY時間09:53)(日本時間23:53)
カリックス<CALX> 32.65(-11.70 -26.38%)
通信ソフトウエアのカリックス<CALX>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は失望的な反応。第1四半期のガイダンスで1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示したことが嫌気されている。
同社は、25年の米政府によるブロードバンド景気刺激策の可能性に備え、顧客がネットワーク展開を一時停止していることを要因として指摘。今年の製品出荷は減速を予想している。
アナリストからは「非常に醜い決算だった。同社は期待をリセットしており、株価は強い圧力にさらされるだろう」との評価も聞かれた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.43ドル(予想:0.36ドル)
・売上高:2.65億ドル(予想:2.64億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.17~0.23ドル(予想:0.38ドル)
・売上高:2.25~2.31億ドル(予想:2.68億ドル)
【企業概要】
世界市場において、通信サービスプロバイダー向けに、アクセスネットワークに焦点を当てたクラウドおよびソフトウェアプラットフォームを提供する。プラットフォームおよびサービスは、ビッグデータ分析等により顧客が次世代ネットワークを構築することを支援する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美