フジオーゼがS高カイ気配、1株から5株への株式分割と株主優待制度の新設及び好決算を好感
フジオーゼックス<7299>がストップ高の7370円水準でカイ気配となっている。30日の取引終了後に株式分割と株主優待制度の新設を発表しており、これを好感した買いが流入している。3月31日を基準日として、1株を5株に株式分割する。一方、株主優待制度は25年3月31日時点の株主から、毎年3月末時点で1単元(100株)以上を1年以上(初回に限り9カ月間)継続して保有する株主を対象に、保有株数に応じて全国共通商品券を2000~1万円相当分贈呈する。
また、同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)連結決算が、売上高174億2800万円(前年同期比7.7%増)、営業利益13億1100万円(同65.2%増)と大幅営業増益となったことも好材料視されている。中国で日系の販売回復に遅れがみられるものの、自動車メーカーの生産回復の影響で国内売上高が回復したほか、北米向け受注が増加したことが牽引した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高233億5000万円(前期比8.1%増)、営業利益18億円(同2.1倍)の従来見通しを据え置いている。