アンリツ急落、中国開発投資停滞受け24年3月期業績予想を下方修正
アンリツ<6754>が急落している。30日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1115億円から1105億円(前期比0.4%減)へ、営業利益を109億円から101億円(同14.0%減)へ、純利益を85億円から80億円(同13.7%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
主力の通信計測事業で、生成AIの普及拡大によるデータセンターなどのネットワーク高速化に向けた測定需要が引き続き堅調である反面、中国市場において5Gスマートフォンの開発投資需要が停滞していることが要因としている。
同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高777億8100万円(前年同期比4.8%減)、営業利益51億5900万円(同35.5%減)、純利益39億2400万円(同37.2%減)だった。