三菱UFJなどメガバンクが地合い悪に抗し頑強、日銀「主な意見」受け長期金利上昇
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>をはじめ三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが全般地合い悪のなかで頑強な値動きを示している。前日の米国株市場ではJPモルガン<JPM>やモルガン・スタンレー<MS>など大手金融株が買われNYダウを押し上げたが、東京市場でもその流れを引き継ぐ形で投資資金が波及、銀行セクターは業種別騰落率で33業種中値上がりトップとなっている。国内では大規模金融緩和策を進める日銀の政策変更のタイミングにマーケットの関心が集まっており、差し当たってはマイナス金利の解除時期がいつになるかが注目されている。そうしたなか、きょう朝方に発表された日銀金融政策決定会合の「主な意見」を受け、4月解除の可能性が高まったとの見方が一段と高まった。国内の新発10年債利回りは今年に入ってからの最高水準である0.745%まで上昇しており、これがメガバンクの株価を刺激している。