アライドアキがS安ウリ気配、23年12月期は一転最終赤字での着地で失望感
アライドアーキテクツ<6081>がストップ安の水準となる前営業日比80円安の390円でウリ気配となっている。30日の取引終了後、23年12月期の連結業績に関し、これまで2億5600万円の黒字と予想していた最終損益が、1億9500万円の赤字で着地したようだと発表しており、失望売りが膨らんだ。
売上高は計画の46億8600万円から41億円(前の期比9.9%減)へと下振れして着地したようだ。海外SaaS事業は10~12月期に新規顧客獲得に苦戦し、既存顧客の契約終了などもあって、売り上げが鈍化した。ゲーム制作支援の本格展開が遅れたことも響く。ソリューション事業では一部顧客の広告予算削減の影響が出たほか、中国進出支援事業に関しては日本での原発処理水放出に伴う中国国内における批判的な世論を背景に、越境ECの需要が大幅に減少した。更に、海外SaaS事業を展開する子会社Creaditsでの貸倒引当金繰入額の計上も相まって、最終赤字に転落した。