東京鉄が2007年以来の高値圏、出荷量上振れで今期業績・配当予想引き上げ
東京鐵鋼<5445>が後場に上げ幅を拡大し、2007年3月以来の高値圏で推移している。31日午後2時、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を上方修正し、好感されたようだ。今期の売上高予想を770億円から780億円(前期比1.6%減)、最終利益予想を57億円から68億円(同85.9%増)に引き上げた。また、期末配当予想は従来の計画から30円増額して180円とした。年間配当予想は230円(同120円増配)となる。
出荷量が予想を上回る見通しとなったほか、製造コストの削減効果とともに鉄スクラップ価格が想定を下回る見込みとなり、影響を業績予想に反映した。4~12月期の売上高は前年同期比1.9%減の585億6800万円、最終利益は同2.3倍の54億1400万円だった。