AMDが決算受け下落 第1四半期の売上高見通しに失望感=米国株個別

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2024年2月1日 0時16分

(NY時間10:03)(日本時間00:03)

AMD<AMD> 168.53(-3.53 -2.05%)

AMD<AMD>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を若干上回ったものの、1株利益は予想範囲内となった。ただ、株価は下落。力強い伸びを見込んでいたデータセンター部門の売上高が予想を若干下回ったほか、第1四半期のガイダンスも公表し、予想を下回る売上高見通しを示したことに失望感が広がっている模様。

同社の主力市場で顧客が購入を控えているとの懸念を新たにするガイダンスではある。PC、サーバー、ゲーム機、プログラマブル・プロセッサーなど。同社はエヌビディア<NVDA>が独占している有利な分野である人工知能(AI)アクセラレータへの参入を進めているが、その拡大はまだ初期段階にある。

同社は先月、MI300と呼ばれるAIアクセラレーターの製品ラインを発表。24年の同ラインナップの売上高を20億ドル以上と予測していたが、その見通しを35億ドルに上方修正した。ただ、反応は鈍い。市場は最大80億ドルを見込んでいるようだ。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):0.77ドル(予想:0.77ドル)

・売上高:61.7億ドル(予想:61.3億ドル)

データセンター:22.8億ドル(予想:23.0億ドル)

ゲーミング:13.7億ドル(予想:12.5億ドル)

クライアント:14.6億ドル(予想:15.1億ドル)

エンベデッド:10.6億ドル(予想:10.6億ドル)

・粗利益率(調整後):51.0%(予想:51.5%)

・営業利益率(調整後):23.0%(予想:23.2%)

・FCF:2.42億ドル(予想:15.2億ドル)

(1-3月・第1四半期見通し)

・売上高:51~57億ドル(予想:57.7億ドル)

・粗利益率(調整後):約52%(予想:51.8%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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