FOMCの結果を受け、3月利下げ期待は再び後退
日本時間4時に公表されたFOMCの結果を受けて、3月の利下げ期待が再び後退している。FOMCは大方の予想通りに政策が据え置かれた。声明では「インフレが2%に接近する確信強めるまで利下げはない」と言及しており、市場の早期利下げ期待をけん制している。
この日発表の米雇用関連指標が米労働市場の軟化を示唆したことで、短期金融市場では3月利下げの期待が再び65%の確率まで上昇し、5月FOMCまでの利下げ開始は95%程度まで織り込んでいたが、FOMCの結果発表を通過して、それらは48%、90%に確率が低下している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美