今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドルは上げ渋る可能性

通貨
2024年2月1日 8時25分

1月31日のドル・円は、東京市場では147円19銭から147円90銭まで反発。欧米市場では147円89銭まで買われた後、一時146円01銭まで反落し、146円97銭で取引終了。本日2月1日のドル・円は主に147円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の低下を受けてドルは上げ渋る可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)は1月30-31日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利の誘導目標を5.25-5.50%で据え置くことを決めた。公表された声明で将来における利下げ実施の可能性があることを示唆した。ただ、3月利下げの可能性は低いとみられており、ほとんどの市場参加者は5月に利下げが開始されると予想している。金利引き下げの軌道についてはインフレ緩和を示唆する追加データ次第となりそうだ。現時点で労働市場や経済活動に関する経済指標はまずまず良好であるため、FRBは利下げを早急に進めることは妥当ではないと考えているようだ。国際通貨基金(IMF)は世界経済について「インフレは予想以上に鈍化している」と指摘しており、米国も例外ではないが、米国の財政支出を適度に抑制することが期待できない場合、インフレ鈍化のペースは大幅に減速する可能性がある。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.