JSPが続騰し昨年来高値更新、24年3月期利益予想の上方修正でショートカバー誘発
JSP<7942>が続騰し、昨年来高値を更新した。1月31日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを50億円から61億円(前期比2.4倍)に上方修正した。発表を好感した買いがショートカバーを誘発し、株高に弾みがついたようだ。
北米では10~12月期に変動費の上昇が想定よりも緩やかなものとなった。全米自動車労働組合のストライキによる販売面での影響は見込みより大きくはなく、競技用グラウンド基礎緩衝材の販売が好調だった。国内でのコスト削減効果や、韓国子会社での火災損失に対する保険金収入の影響も業績予想に織り込んだ。一方、今期の売上高の見通しは据え置いた。