米労働生産性は高い上昇が続く 継続性は未知数も米経済には良い兆し
*米労働生産性指数(速報値)(第4四半期)22:30
結果 3.2%
予想 1.3% 前回 4.9%(5.2%から修正)(前期比)
*単位労働コスト
結果 0.5%
予想 3.0% 前回 -1.1%(-1.2%から修正)(前期比)
朝方に第4四半期の米労働生産性(非農業部門)が発表され、前期比3.2%の上昇と予想以上の伸びとなった。第3四半期は修正値で4.9%の上昇に下方修正された。労働生産性の向上は経済の秘策で、生産性が上がれば、企業はより大きな利益を得ることができる一方、労働者はより大きな賃金を得ることができる。インフレ低下にも役立つ。
ただ、最近のトレンドが持続可能かどうかを判断するのはまだ早いという。生産性はパンデミック前は緩やかな伸びに留まり、改善の兆しもほとんどなかった。エコノミストは、人工知能(AI)のような新技術が今後数年間で生産性を高める可能性があると述べているが、生産性を測定するのは難しく、新しいトレンドが現れるには時間がかかることが多い。しかし、最近の傾向は有望だという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美