ウェーブロックホールディングス---3Qは増収・経常利益まで2ケタ増益、マテリアルソリューション事業が大幅増益に

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2024年2月2日 11時01分

ウェーブロックホールディングス<7940>は31日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比4.6%増の173.06億円、営業利益は同19.7%増の4.72億円、経常利益は同18.9%増の7.92億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期はクレアネイト(株)(旧(株)ウェーブロックインテリア)株式売却益等の計上があったため同76.7%減の5.41億円となった。

マテリアルソリューション事業の売上高は前年同期比0.5%増の131.60億円、セグメント利益は同142.9%増の9.81億円となった。ビルディングソリューションおよびインダストリアルソリューション分野において、原材料価格およびエネルギーコストの上昇分を販売価格へ転嫁したことや路面標示材等の販売が好調に推移したものの、前連結会計年度は大型物件を受注し好調であった防煙垂壁用高透明不燃シート等の販売が減少し、低調に推移した。パッケージングソリューション分野においては、原材料価格の値上がりやエネルギーコストの上昇分の販売価格への転嫁に注力した。また、生産体制を強化し生産性を向上させた結果、販売数量が増加した。アグリソリューション分野においては、各種キャンペーン等の効果により、防虫網の販売が堅調に推移したものの、遮光網等の需要が減少した。リビングソリューション分野においては、サッシメーカー等への販売は好調であったものの、ホームセンター向け販売は、来店客数が減少したこと等の影響を受け販売が落ち込んだ。

アドバンストテクノロジー事業の売上高は同20.0%増の41.62億円、セグメント損失は0.12億円(前年同期は4.70億円の利益)となった。デコレーション&ディスプレー分野において、EV車向けエンブレムへの採用内定数が増加していることや、センターインフォメーションディスプレーおよびヘッドアップディスプレー用途で新規車種が量産開始された一方で、従来のガソリン車からEV車化への過渡期にあり、採用されたガソリン車の一部がEV車に生産をシフトしたこと等による減産の影響を受けた。また、採用されたEV車においてもバッテリー不足に伴う生産調整が行われたこと等もあり、主に中国、北米市場で販売が減少した。一方、テレビモニター用導光板の販売が好調に推移した。

2024年3月期通期については、売上高が前期比1.0%増の228.00億円、営業利益が同15.5%増の4.00億円、経常利益が同8.2%減の6.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同81.9%減の4.20億円とする10月31日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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