亀田製菓は後場上げ幅を拡大、10~12月期営業利益42%増
亀田製菓<2220>は後場上げ幅を拡大している。午後1時30分ごろに発表した第3四半期累計(23年4~12月)連結決算は売上高701億3600万円(前年同期比2.4%減)、営業利益28億9500万円(同7.5%減)と減収、営業減益となったものの、10~12月期では営業利益は41.8%増となっており、直近四半期の業績好転を好感した買いが入っている。
米菓事業で商品の価格改定や規格変更を実施した効果に加えて、「無限」「亀田の柿の種」「ハッピーターン」「亀田のつまみ種」の重点4ブランドの成長に向けたセールスプロモーション活動や生産能力増強によりプロダクトミックスの改善に取り組んだことなどが奏功した。
なお、24年3月期通期業績予想は、売上高975億円(前期比2.6%増)、営業利益45億円(同26.2%増)、純利益33億円(同74.3%増)の従来見通しを据え置いている。