ジーテクトは大幅続伸し2000円台乗せ、今期は一転最終増益の見通しで配当予想増額
ジーテクト<5970>は大幅続伸し昨年来高値を更新。2000円の大台に乗せる場面があった。前週末2日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想と配当予想を上方修正し、好感されたようだ。
今期の売上高予想は3370億円から3430億円(前期比9.1%増)、最終利益予想は93億円から107億円(同4.2%増)に見通しを引き上げた。最終利益は減益予想から一転して増益を見込む。また、年間配当予想はこれまでの計画から1円増額して66円(同8円増配)とした。
同社は自動車向けプレス部品を手掛ける。中国セグメントでの経営努力が奏功。能登半島地震による国内生産台数への影響が懸念されながらも、グローバルでは生産動向が安定化する見通しとし、業績予想を見直した。4~12月期の売上高は前年同期比10.3%増の2599億6200万円、最終利益は同15.5%増の97億800万円だった。