持田薬はマイナスに転じる、24年3月期業績予想を下方修正
持田製薬<4534>はマイナスに転じている。午後2時ごろ、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1040億円から1020億円(前期比1.2%減)へ、営業利益を85億円から55億円(同35.4%減)へ、純利益を63億円から44億円(同33.8%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
薬価改定や抗うつ剤「レクサプロ」の後発品が22年12月に上市された影響などを受けて、医薬品関連事業の売上高が前回予想数値を下回る見込みであることに加えて、原薬・製剤の輸入価格の上昇などに伴う売上原価の増加が利益を圧迫する。
同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高782億1800万円(前年同期比3.9%減)、営業利益57億9100万円(同44.1%減)、純利益44億4400万円(同45.0%減)だった。