ヤマトHD急反落、宅配便収入が想定下回り今期下方修正
ヤマトホールディングス<9064>は急反落。5日の取引終了後に24年3月期連結業績予想の下方修正を発表。売上高を1兆7850億円から1兆7650億円(前期比2.0%減)へ、営業利益を650億円から400億円(同33.4%減)へ引き下げており、これを嫌気した売りが出ている。
宅配便収入が想定を下回って推移していることに加え、国際輸送の減少傾向が継続していることが要因。委託費を中心とした下払経費の単価上昇も響く。なお、同時に発表した第3四半期累計決算は売上高が1兆3668億円(前年同期比2.1%減)、営業利益が503億6200万円(同24.2%減)だった。
あわせて、27年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高2兆~2兆4000億円、営業利益1200億~1600億円を目指す。