外為サマリー:米金利の上昇一服で148円50銭台に伸び悩む
6日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=148円59銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭強のドル高・円安となっている。
5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円68銭前後と前週末に比べて30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された米1月ISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことなどがドルの支援材料となり、一時148円89銭まで上伸した。
ただ、ドル円相場は昨年11月下旬の水準まで上昇したことから警戒感が出やすく、この日の東京市場は上値の重い展開となっている。時間外取引で米長期金利の上昇が一服していることも影響し、午前9時05分ごろには148円55銭まで伸び悩む場面があった。なお、厚生労働省が朝方発表した23年12月の毎月勤労統計は、名目賃金にあたる1人あたりの現金給与総額は前年同月比1.0%増となったが、今のところドル円相場の反応は限られている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0744ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0035ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=159円65銭前後と同40銭程度のユーロ安・円高で推移している。