シンボティックが決算受け大幅安 EBITDA見通しが予想の半分程度=米国株個別
(NY時間10:44)(日本時間00:44)
シンボティック<SYM> 38.11(-11.49 -23.17%)
工場の自動化を手掛けるシンボティック<SYM>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、EBITDAは予想を上回った。ただ、投資家には失望感が広がっている。第2四半期のEBITDAの見通しが予想の半分程度を見込んでいる点を嫌気しているようだ。
今回の決算を受けて目標株価を引き下げたアナリストもいる。「同社は質の高いシステム展開のために慎重を期している。現在の顧客の配備数は引き続き拡大しているが、同社のアウトソーシング・イニシアチブからの恩恵は徐々にしか得られない。今後、顧客の配備プロセスの合理化が進み、営業レバレッジが改善し、EPCパートナーが効率化を続けるにつれて、利益は引き続き屈折していくと思われる」と述べた。
(10-12月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.02ドル(予想:-0.002ドル)
・売上高:3.68億ドル(予想:3.69億ドル)
・EBITDA(調整後):1410万ドル(予想:1390万ドル)
(1-3月・第2四半期見通し)
・売上高:4.00~4.20億ドル(予想:4.05億ドル)
・EBITDA(調整後):1200~1500万ドル(予想:2520万ドル)
【企業概要】
サプライチェーン業務を改善する革新的な技術ソリューションの開発・商業化・展開に取り組み、世界の小売企業の大規模倉庫や配送センターでパレットやケースの処理を自動化する。AI対応システムソフトウェアによって制御される完全自律移動ロボットを使用し、独自の緩衝構造を通して商品を移動させる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美