ダウ平均はプラス圏 利益確定売りもイベントの割にはなお底堅い印象も=米国株序盤

市況
2024年2月7日 2時08分

NY株式6日(NY時間11:57)(日本時間01:57)

ダウ平均   38428.80(+48.68 +0.13%)

ナスダック   15548.35(-49.33 -0.32%)

CME日経平均先物 35915(大証終比:-165 -0.46%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅ながらもプラス圏で推移している。前日は強い米経済指標の発表もあって、市場の利下げ期待がさらに圧迫され、米株式市場は利益確定売りが優勢となった。本日もその動きを踏襲しているものの、先週からの一連のイベントの割には米株式市場はしっかりと推移している印象もある。

特に決算を通過した主要IT・ハイテク株には下値での押し目買いが出ており、前日のナスダックは一時プラスに転じる場面も見られていた。本日は軟調に推移しているものの、強気相場はまだ継続していると言えそうだ。

ただ、市場が最近の上昇を維持できるかについて懐疑的な見方は少なくない。「勢いはあるが、S&P500企業の株価収益率(PER)はすでに20倍に達している。どうやって2桁の利益成長を達成するのか、私にはわからない。また、FRBが利下げ期待に応じられないことも心配だ」といった声も出ている。

本日は取引開始前にイーライリリー<LLY>の決算が発表になり株価は上昇。「マンジャロ」の販売が急増し予想も上回ったほか、12月に発売された期待の減量注射薬「ゼップバウンド」も予想を上回った。同社はゼップバウンドへの期待で、予想を上回る通期見通しを示している。

情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が大幅高。同社は人工知能(AI)関連銘柄としても注目されているが、前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、人工知能(AI)関連の需要が旺盛で、民間向け事業が爆発的に伸びた。

デュポン<DD>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、冴えない決算ではあったが、新たな自社株買いプログラムを承認したほか、四半期配当の増配を発表したことが好感されている。

電子署名のドキュサイン<DOCU>が下落。取引開始前に事業再編および従業員数の約6%の人員削減を行う方針を明らかにした。対象の中心はセールス・マーケティング部門。

本日は引け後にアムジェン<AMGN>、ギリアド・サイエンシズ<GILD>、チポトレ・メキシカン<CMG>、スナップ<SNAP>、そしてフォード<F>の決算が控えている。

イーライリリー<LLY> 699.41(-6.80 -0.96%)

パランティア<PLTR> 20.81(+4.09 +24.47%)

デュポン<DD> 65.47(+4.26 +6.96%)

ドキュサイン<DOCU> 50.67(-2.54 -4.77%)

アップル<AAPL> 188.91(+1.23 +0.66%)

マイクロソフト<MSFT> 404.40(-1.25 -0.31%)

アマゾン<AMZN> 168.03(-2.28 -1.34%)

アルファベットC<GOOG> 145.65(+0.72 +0.49%)

テスラ<TSLA> 182.20(+1.14 +0.63%)

メタ・プラットフォームズ<META> 457.84(-1.57 -0.34%)

AMD<AMD> 166.72(-7.51 -4.31%)

エヌビディア<NVDA> 673.20(-20.12 -2.90%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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