ＮＹＣＢに再び売り　一時２０００年７月以来の安値＝米国株個別

（NY時間15:09）（日本時間05:09）

ＮＹＣＢ<NYCB>　4.05（-1.35　-25.00%）

地銀のニューヨーク・コミュニティ・バンコープ（ＮＹＣＢ）<NVCB>に再び売りが強まっている。先週の決算で商用不動産に絡んだ予想以上の貸倒引当金の積み増しで、予想外の赤字と減配を明らかにし、信用不安が強まっている。

取引開始前に米通貨監督庁（ＯＣＣ）からの圧力が同銀の四半期配当の減配とアナリスト予想の１０倍を超える引当金の計上につながったとも報じられていた。

株価は４．０５ドルまで下落し、２０００年７月以来の安値を付けている。決算発表以降の下落率は５０％を超え、時価総額は約４０億ドル減少した。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美