外為サマリー:米金利の低下一服で一時147円90銭台に下げ渋る
7日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=147円86銭前後と前日の午後5時時点に比べて65銭程度のドル安・円高となっている。
6日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円94銭前後と前日に比べて75銭程度のドル安・円高で取引を終えた。持ち高調整の動きなどから米長期金利が低下するなか、日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いで一時147円83銭まで軟化した。
この流れを引き継いだ東京市場のドル円相場は、午前8時00分ごろに147円75銭まで下押す場面があった。ただ、クリーブランド連銀のメスター総裁が6日の講演で「物価情勢が不透明な状況が続くなか、利下げが実施される具体的な時期を示す用意はできていない」と早期利下げ観測を牽制したことから一段とはドルを売り込みにくい様子。時間外取引で米長期金利の低下が一服していることがドルの下支えとなり、午前9時50分ごろには147円94銭まで下げ渋った。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0759ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0007ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=159円08銭前後と同60銭程度のユーロ安・円高で推移している。