トヨタが一時7%超高と急伸し上場来高値、24年3月期業績の増額やTSMC熊本工場への出資好感
トヨタ自動車<7203>が4日続伸。株価は前日に比べ一時7%超高に買われ、上場来高値を更新している。同社は6日後場に決算発表を行い、24年3月期の連結業績予想の増額修正を発表した。営業収益は、従来予想の43兆円から43兆5000億円(前期比17.1%増)に見直したほか、純利益は3兆9500億円から4兆5000億円(同83.6%増)に修正され2期ぶりに最高益を更新する見込みだ。市場では今期純利益は4兆2000億円前後を予想する見方が出ていた。
また、6日には半導体世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が日本で2番目となる半導体工場を熊本に建設すると発表。熊本工場の運営子会社であるJASM(熊本県菊陽町)にはソニーグループ<6758>やデンソー<6902>に加えトヨタが出資することが発表されたことも好感されている様子だ。