東京株式(前引け)=小幅続落、商い活況で売り一巡後は下げ渋る
7日前引けの日経平均株価は前営業日比38円09銭安の3万6122円57銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億4110万株、売買代金概算は2兆6085億円。値上がり銘柄数は804、対して値下がり銘柄数は758、変わらずは95銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から利益確定の売りが優勢で、日経平均株価は下値を探る展開となった。外国為替市場で目先ドル安・円高に振れていることが嫌気されたほか、前日の米国株市場で半導体関連の主力銘柄が軟調だった流れを引き継ぎ、同関連株が総じて売り物に押された。機械セクターなど設備投資関連の一角にも値を下げる銘柄が目立った。ただ、下値では押し目買いが活発で売り一巡後は下げ渋った。前場中ごろに日経平均は上昇に転じる局面もあった。その後は再び売りに押されマイナス圏に沈んだが、前引け時点で下げ幅は40円弱と小幅にとどまっている。値上がり銘柄数が値下がり数を上回った。また、売買代金は2兆6000億円台と高水準。
個別ではダイキン工業<6367>が大きく下落したほか、三菱重工業<7011>も売りが目立った。東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>などが軟調。ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。フューチャー<4722>、日東紡績<3110>などが大幅安。LINEヤフー<4689>も大きく水準を切り下げた。半面、トヨタ自動車<7203>が活況高、三菱商事<8058>も商いを伴い上昇した。川崎汽船<9107>が買われ、ローソン<2651>は大幅高。シグマクシス・ホールディングス<6088>、極東開発工業<7226>が急騰、ツムラ<4540>も物色人気化。山一電機<6941>も値を飛ばしている。