スナップが決算受け大幅安 第1四半期の見通しに失望感=米国株個別

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2024年2月8日 0時10分

(NY時間10:00)(日本時間00:00)

スナップ<SNAP> 12.05(-5.40 -30.95%)

スナップチャットを運営するスナップ<SNAP>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、EBITDAは予想を上回ったものの、売上高は予想を若干下回った。デジタル広告市場の落ち込みが依然として圧迫。

第1四半期の見通しにも失望感が広がった。EBITDAは赤字を見込んでいるものの、これまでの人員削減にもかかわらず、それは予想以上に大きく、失望感に繋がっている模様。同社は今年さらに10%の人員削減を行うと発表している。

同社は声明で「広告プラットフォームでの進捗に勇気づけられ、一部の広告パートナーの業績も改善したが、中東での紛争が逆風となった」と述べていた。

アナリストは「同社は広告事業の微調整に取り組んでいるが、そのプロセスは予想よりも遅く、エンゲージメントは弱いままだ」と述べた。「メタ<META>やアマゾン<AMZN>の改善およびインプレッションの伸びは、広告費争奪戦において、同社にさらなる逆風となる可能性ある」とも語った。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):0.08ドル(予想:0.06ドル)

・売上高:13.6億ドル(予想:13.8億ドル)

北米:8.99億ドル(予想:8.76億ドル)

欧州:2.38億ドル(予想:2.45億ドル)

・EBITDA(調整後):1.59億ドル(予想:1.12億ドル)

・FCF:-0.61億ドル(予想:+0.92億ドル)

・1日アクティブユーザー数(DAU):4.14億人(予想:4.12億人)

・契約者1人当たり平均収入(ARPU):3.29ドル(予想:3.33ドル)

(1-3月期・第1四半期見通し)

・売上高:11.0~11.4億ドル(予想:11.1億ドル)

・EBITDA(調整後):-5500~-9500万ドル(予想:-3270万ドル)

・1日アクティブユーザー数(DAU):約4.20億人(予想:4.18億人)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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