ＣＶＳヘルスが決算受け上昇　医療費動向分析で見通し下方修正も好意的な受け止め＝米国株個別

（NY時間13:46）（日本時間03:46）

ＣＶＳヘルス<CVS>　75.32（+1.56　+2.11%）

ドラックストアや医療保険管理などを手掛ける総合ヘルスケア大手のＣＶＳヘルス<CVS>が上昇。取引開始前に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。

通期ガイダンスでは１株利益の見通しを下方修正していた。同社は声明で「第４四半期の医療費動向分析を確定し、今年の医療費動向上昇の潜在的意味を認識した上で、ガイダンスを更新した」と述べている。

ただ、アナリストからはその措置を好意的に受け止められている。「ガイダンスの下方修正は、今年初めに発表された稼働率に関するコメントからすれば、さほど驚くことではない」と評していた。

（１０－１２月・第４四半期）

・1株利益（調整後）：2.12ドル（予想：1.98ドル）

・売上高：938.1億ドル（予想：906.0億ドル）

医療給付：267.3億ドル（予想：259.6億ドル）

医療サービス：491.5億ドル（予想：459.6億ドル）

薬局：296.7億ドル（予想：269.6億ドル）

・営業利益（調整後）：42.3億ドル（予想：40.7億ドル）

（通期見通し）

・1株利益：8.30ドル以上（従来：8.50ドル）（予想：8.47ドル）

・営業キャッシュフロー：120億ドル以上（従来：125億ドル以上）（予想：133億ドル）

【企業概要】

米国において、地域密着、デジタルチャネル、および医師・薬剤師・看護師を通じて、健康向上のためのソリューションを提供する。慢性疾患の管理、服薬の遵守、便利な方法での手頃な価格の健康・ウェルネスサービスの利用、価値ベースの支払いプログラム等を、必要とされる場所・タイミングで提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美