ヤム・ブランズが上昇 冴えない決算もアナリストからは前向きな見方=米国株個別
(NY時間14:04)(日本時間04:04)
ヤム・ブランズ<YUM> 130.54(+3.27 +2.57%)
KFCやピザハットなどの外食チェーンを運営するヤム・ブランズ<YUM>が上昇。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を下回ったほか、1株利益、売上高も予想を下回った。ただ、米国の天候不順や中東戦争など、一時的な逆風によるもので、同社の経営陣は年内に成長目標に戻ると確信している。
アナリストからは「一見すると株価は下落しそうな決算ではあるが、価値創造のコアドライバーであるフランチャイズ新店舗の成長が目標を上回っており、長期成長目標の5%増に対し6%増となったことや、経営陣が今年も成長目標を達成できると確信していることから、株価下落ならば、買いの好機と捉えるよう勧めている」との評価も聞かれた。
(10-12月・第4四半期)
・世界既存店売上高:1.0%(予想:3.6%)
ピザハット:1.0%(予想:2.1%)
KFC:6.0%(予想:5.7%)
タコベル:8.0%(予想:6.6%)
ハビットバーガー:7.8%(予想:8.1%)
・1株利益(調整後):1.26ドル(予想:1.41ドル)
・売上高:20.4億ドル(予想:21.0億ドル)
・営業利益:6.09億ドル(予想:6.54億ドル)
・レストラン利益率:17.3%(予想:17.3%)
【企業概要】
世界でレストランを主にフランチャイズまたはライセンス展開する。チキン、ピザ、メキシカンスタイルフードのそれぞれのカテゴリーで世界をリードするブランドレストランや、オーダーメイドの炭火焼ハンバーガーとサンドイッチなどを専門とするファストカジュアルレストランを展開する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美