アームが決算受け時間外で36%の大幅高 分散投資が成長と収益性を促進=米国株個別

材料
2024年2月8日 6時59分

(NY時間16:45)(日本時間06:45)時間外

アーム<ARM> 99.40(+26.42 +36.20%)

半導体設計のアーム<ARM>が時間外で36%の大幅高となっている。引け後に10-12月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。

特に市場はガイダンスを好感している模様で、通期の1株利益の見通しを上方修正し、予想も上回った。第4四半期についても好調な1株利益の見通しを示している。スマートフォン以外の分野への進出が成長と収益性を促進していることを示した。

ハースCEOは「スマートフォン市場は現在、われわれの売上高の3分の1以下で、いかに分散投資に成功しているかを示している」と述べた。一方、スマートフォンについても、1台により多くの同社の技術が使用されるようになり、ロイヤルティの引き上げにも貢献している。

(10-12月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.29ドル(予想:0.25ドル)

・売上高:8.24億ドル(予想:7.60億ドル)

・粗利益率(調整後):96.7%(予想:96.4%)

・営業利益(調整後):3.38億ドル(予想:2.74億ドル)

・年ベース契約額(ACV):11.6億ドル(予想:11.1億ドル)

・半導体出荷量:77億

(1-3月・第4四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.28~0.32ドル(予想:0.21ドル)

・売上高:8.50~9.00億ドル(予想:7.78億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):1.20~1.24ドル(従来:1.00~1.10ドル)(予想:1.05ドル)

・売上高:31.6~32.1億ドル(従来:29.6~30.8億ドル)(予想:30.2億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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