ペイパルが決算受け時間外で下落 通期1株利益の見通しが予想下回る=米国株個別

材料
2024年2月8日 7時13分

(NY時間17:02)(日本時間07:02)時間外

ペイパル<PYPL> 61.70(-1.54 -2.44%)

決済サービスのペイパル<PYPL>が時間外で下落。引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。総取扱高および取扱件数も予想を上回っている。ただ、株価はネガティブな反応。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しが予想を下回ったほか、フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を下回る見通しを示した。

同社は、引き続きコスト削減と事業合理化に取り組んでいることから、通期の利益は横ばいになるとの見通しを示した。クリスCEOは全従業員の約9%を削減すると発表。

同CEOは昨年、同社の進歩の遅れをコストと複雑な構造のせいだと述べていた。同CEOはインタビューで、「われわれは、より効率的な企業を目指しているため、従業員数以外にも見直せる経費がまだ十分にある」と述べた。

(10-12月・第4四半期)

・1株利益(調整後):1.48ドル(予想:1.36ドル)

・経常収益:80.3億ドル(予想:78.7億ドル)

決済:72.8億ドル(予想:71.0億ドル)

・営業利益率(調整後):23.3%(予想:22.0%)

・アクティブ顧客アカウント数:4.26億件(予想:4.28億件)

・取扱件数:68億件(予想:66億件)

・総取扱高:4098.3億ドル(予想:4036億ドル)

(1-3月・第1四半期)

・1株利益(調整後):1桁台半ばの伸び

・経常収益:6.5~7.0%

(通期見通し)

・1株利益(調整後):5.10ドル(予想:5.49ドル)

・FCF:約50億ドル(予想:61.9億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.