クオルテックが大幅3日続落、受注回復が想定至らず24年6月期業績予想を下方修正
クオルテック<9165>が大幅安で3日続落している。7日の取引終了後、24年6月期の単独業績予想について、売上高を39億9900万円から36億円(前期比10.0%増)へ、営業利益を6億1900万円から3億6000万円(同18.4%増)へ、純利益を4億1400万円から2億4300万円(同15.7%増)へ下方修正したことが嫌気されている。
従来予想では、主力の信頼性評価事業の堅調な成長を背景に、微細加工事業の受注回復を想定していたが、信頼性評価事業のパワーサイクル試験でパワー半導体化合物素材の端境期に入った顧客からの受注が低迷し、かつ同端境期特有の試験期間短縮などが発生したという。また、微細加工事業でも、顧客の試作品開発進捗が同社の事業領域工程まで進まない状況が継続しているほか、量産品加工でも市場での在庫調整局面が長引いている状況であり、本格的な回復には至っていないとしている。